NANO UNIVERSE 25th ANNIVERSARY
SPECIAL INTERVIEW
SPECIAL INTERVIEW
ヤングスキニー
自由自在のバンドサウンドに、飾ることなくダイレクトに想いのたけを乗せた歌詞で聴く者の心をストレートに打ち抜くヤングスキニー。包み隠さず、虚勢もはらない楽曲と姿勢が多くの共感を集め、気づけば今や押しも押されもしない若手注目株に数えられていれる。今後の活躍がますます期待される平均年齢22.5歳の若者たちに、これまでとこれから、そしてファッションについて話を聞いた。
気負いがないからこそ
あらゆる変化に
冷静でいられる
あらゆる変化に
冷静でいられる

メジャーデビューしてまだ数年ながら、すでに多くの耳目を集める存在となっている彼ら。ただ、帰ってくる言葉はいたって冷静。気負いや慢心などは少しも感じられない。言ってしまえば無欲。でもそれは、SNSを通じて知り合った時から抱く、変わらない想いがあるからなのだろう。
かやゆー:たしかに、バンドを組んだ頃は今の状況なんて想像できませんでした。正確に言うと、想像できないというより、そもそもああしたい、こうなりたいなんてイメージがまずなかった。ただ単純に、音楽が好きだからバンドを続けてきただけなので。だから、この数年間でいろいろ経験はさせてはもらいましたけど、それらに対して特別な感情はないんですよね。
ゴンザレス:僕らは「バンドを組んで売れよう!」みたいなテンションで集まったメンバーではないんです。組んでみたいから身近なところでメンバーを探し、音源を発信していたら事務所の方に声をかけてもらった。それから初MVにライブに、途中でしおんくんも参加して。いろいろありましたけど、都度、一喜一憂することはないですね。メジャーデビューをして、音楽=仕事のイメージがちょっとずつ濃くはなってきたというのはありますけど。
かやゆー:最初から想定していないし想像していないから、こういう状況になってもテンションとしてはフラットですよね。
りょうと:まあ、当初は楽しくやろうみたいな感じだったよね。サークルみたいな。
ゴンザレス:いや、りょうとくんはそれ以下だったよ(笑)。大学が忙しいって言ってその“サークル”にすら顔出さなかったし。
しおん:りょうとくんは、今になってやっとサークルのテンション感だよね(笑)。
りょうと:いやいや、ちゃんと考えてるって(笑)。

2020年から始めた音楽活動は5年を数え、これまでに30以上の楽曲を世に送り出してきた。そこで、ターニングポイントと語るのはズバリ、あの曲。
しおん:多くのメディアさんから声が掛かるようになったのはやっぱり『本当はね、』が大きかったと思います。再生回数もすごく伸びましたし。
ゴンザレス:ただ、その時期はどんなだったかはっきりと覚えてないんですよ。いろいろと切羽詰まった状態で、そろそろやばいぞー! みたいな、追い詰められていた中で出来上がった楽曲だったので。
かやゆー:『本当はね、』は多くの人に聞いてもらえた曲になりましたけどあくまで結果論。実体験を元に作っているからこそ、一番新しい曲になればなるほど自分の心情に近いというか強い。昔の曲は昔の心情ですからね。
各々が
撮影を通して気付いた
相性のいい服
アーティストとしての矜持
撮影を通して気付いた
相性のいい服
アーティストとしての矜持

固定概念にとらわれないからこそ変化に対して柔軟になれる。ゆえに彼らは、新しいことに対しても構えず純粋に面白がれるのだ。「久々」と口々に語る今回のファッション撮影についても同様。着用したのは「大人なイメージ」と語るナノ・ユニバースのアイテム。メンバーの大半は「普段あまり着ない服」だったようだが、「これまでにない気づきがあった!」と、発する言葉は実に軽やかだ。
ゴンザレス:普段は無地のパーカやさりげなくロゴの入ったTシャツとかがメイン。だから、用意していただいた服を見てどうかな〜…と最初は思いました。でも、メンバーから「いいじゃん!」という言葉をもらえましたし、僕も鏡で見て「いいな〜」って純粋に思いましたね。なんならこのまま帰りたいくらい(笑)。服を選ぶのがそこまで得意じゃないのでちょっとした発見でした。今度、服屋へ立ち寄ったらこの路線で探してみたいですね。

かやゆー:実は最近、自分で服を選ぶ、買う、気にするという行為が面倒くさくなってきて(苦笑)。ただ、ちゃんと似合うアイテムを選んでもらい撮影するのは楽しかったですし、久しぶりに服に対してモチベーションが上がりました。今回のデニムのような濃い青は、普段はさほど履かないんですよ。濃い色となるとどうしても黒とかになっちゃう。でも濃い青もいいなって思いました。あと、シャツは自分でもよく着るので、いつもの服を着ている感じもしつつ、着ない服を交えることで新鮮さも味わえていい経験になりましたね。
しおん:かやゆーくんはいいブランドの服を結構着てるよね。
かやゆー:しおんは新しい服を着ていくとすごい見てくるんですよ。
しおん:気になるじゃーん(笑)。まあでも服の話だったらりょうとくんとよくするよね。

りょうと:「その配色いいね!」とか「今日、ミスった?」とかよく指摘します(笑)。
しおん:りょうとくんにしてみたら今回の衣装は新鮮だったんじゃない?
りょうと:カーキのパンツもハーフジップのトップスも持ってないからね。ほんと普段は着ないアイテムばかりだったけど、普段着ている服よりハマるなという印象だった。こういう路線もありだなって。
しおん:僕は普段着ているような雰囲気だったんで接しやすかったです。初見から普段着のテイストと似てるな〜って。パンツは腰回りが大きめなのが良かったですし、チェックのベストで差し色を入れているところもおしゃれ。ベスト、個人的に最近気分なんですよね〜。
自分たちのことを
知らない人たちをも
振り向かせたい
知らない人たちをも
振り向かせたい

今回の撮影を通じてファッションへの熱が高まり始めた彼ら。挑戦してみたいアイテムもあるとのことで、是非ともライブでは彼らの衣装にも注目してほしい。そのライブも来月には台湾、そして、5月には全国ツアーを控える。
しおん:僕はライブを自己表現の場だと思っていて。メンバーみんな、多分何者かになりたくてその手段がバンドだったと思うんですよ。別に格好つけて、僕らの曲で誰かを救いたいとか思ってるわけではないけれど、自分たちの知らない人たちが自分たちの曲を聞いて「おー!」ってなっているのを見るのはモチベーションになりますよね。で、より多くの人に音楽を届けられたら、自分たちの自己表現の精度も上がっていく。そういう意味で、もっといろんな人たちに聴いてもらえるように2025年は頑張っていきたいですね。

ゴンザレス:SNS上などでは伝えきれない部分や熱量をライブでは伝えられる。それがライブの良さ。フェスだと、さらに僕らを全く知らない人も観に来ますよね。昨年、SNSで「イメージと違い“ヤンスキ”、良いじゃん!」と発信してくれ人を見かけましたし。フェスはやっぱりそういう人らを取り込みながら、ワンマンはいつも来てくれる人も含めライブでしか見せられないものを届けて。それらをどんどん繋げていい流れを作っていけたらいいですね。
りょうと:ほぼほぼ言いたいことを言われましたね(笑)。まあでも、ライブはやっぱりお客さんの反応がリアルタイムで分かるし、同じセトリ(セットリスト)でも会場によって反応は全然違う。やっぱり面白いなっていうのはあるし、これからもたくさんライブをしたいなって思います。
かやゆー:僕の目標のひとつが地元の市民会館でライブをする、だったんですけどそれもやっちゃったので今はこれ!というやりたいことがないんですよ。まあ、目立ちたがり屋だからライブをする瞬間は好きですし、フェスは普段ライブに来ないお客さんも多いですけど、その前で披露するのも興奮したりする。なんで、これからも瞬間、瞬間で気持ちよさを存分に感じていけたらいいなって思いますね。
SCENE
ヤングスキニー

かやゆー(Vo & Gt)、ゴンザレス(Gt)、りょうと(Ba)、しおん(Dr)による4ピースバンド。SNSを通じてかやゆー、ゴンザレス、りょうとらが知り合い2020年に結成。翌年にはしおんを迎え現在のメンバーに。2022年には初のワンマンライブを行い、全会場でソールドアウトを記録。秋にリリースした2ndシングル『本当はね、』が多くの共感を呼び、ストリーミング総再生数が1億回再生を突破。そして2023年、満を持して『らしく』を引っ提げメジャーデビューを果たす。以後、『君の街まで』、『恋は盲目』、『ベランダ&thisp;feat.&thisp;戦慄かなの』など話題作を次々とリリース。今年、5〜7月にかけて全国19公演のワンマン&対バンツアー『“老いてもヤングスキニーツアー vol.6”』を開催予定(14公演はワンマン、東京・大阪・帯広・福岡・名古屋の5公演はゲストバンドを迎える)。
Photography : Sotaro Goto
Model : ヤングスキニー(かやゆー / しおん/ りょうと / ゴンザレス)
Hair & Make-up : Yuko Hosoya
Casting : Masaru “runpe” Kato
Edit : Ryo Kikuchi
Web : Masaki Hori
Direction : Moe Ichiji
Model : ヤングスキニー(かやゆー / しおん/ りょうと / ゴンザレス)
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